このマンションに引っ越してからというもの、
少しぼんやりしていたように思う。
軽い高山病のような症状まででていた。
気圧が少し低いのだ。
妙に喉が渇く気がする。
高所恐怖症のせいだけではあるまい。
24階という「位置」を身体が実感しているということか。
気分転換に日誌をつけることにする。
西新宿に面した窓。
夕日と街の灯りが入れ替わるこの時間が一番複雑な気分になる。
ぽつぽつと灯るたびに人を感じるからだろうか。
その一方で張りぼて見えなくもない。
舞台のセットを見ているような。
荷物もすこし落ち着いてきた。
さあやるか
